2019/03/01
古着語り ~50's Lee 101Z Center Black~
こんにちは。yutaです。
第四回となる今週、語られるのは
Vintage Lee です。
初めて買ったヴィンテージデニムが
Leeの101 Riders センター赤だったお話は
以前にも当ブログでさせていただきましたが
それがきっかけで、101は続いて
センター黒→サイド黒サイズ表記無し
→サイド黒サイズ表記有り
と、色やオーラで選んでいたので、
多分正しいとされている買い方とは
反対の順を追っていました。
記憶がある限りで、初めて自分で選んで
買ってもらったデニムはWrangler。
初めて自分で買ったデニムは
Levi'sでしたがその話はまた今度。
テーマに掲げた通り、本日は
50's Lee 101Z Center Black
SIZE W31 × L31

呼び名の通り、腰裏には
黒いタグがセンターにつきます。
1950年代前半以前の 101 Riders は
赤い枠や赤字が特徴のセンター赤と呼ばれます。
1960年代に入ると腰裏のサイド(右足側)に
タグ位置が変わり、続いてレジスターマーク、
サイズ表記が入るようになります。
(1970年代に入るとさらに
M.Rマークが追加になりますが)
これらがそれぞれサイド黒の
サイズ表記有り、無しと呼んだりして
年代判別においては分かりやすい
キーポイントになっています。

“UNION MADE”
“RIDERS”
“SANFORISED”
そしてあとは“Lee”だけのシンプルなデザイン。


ジッパーはGRIPPERの片爪。


片耳仕様。
セルビッチデニムを謳うデニムブランドは
数あれど、片耳のアタリを再現しようとする
メーカーはそうないはずです。

股のリペアやダメージはありません。

ベルトループは5本。

行き過ぎていないクラッシュ。

これが左綾か!?と思わせる色落ち。

どの角度から見ても美しい。

膝から伸びるアタリ。
これがくっきり出ていると
引き締まります。

バックスタイル。
芸術的リペアです。

決して綺麗とは言えない
ステッチワーク。

でもこれが良いんです。センスがスゴイ。

当て布の表情も見えるまで
穿き込んでみたくなります。

パッチは綺麗に残ります。
もちろんここにもレジスターマークや
M.Rマークはありません。

ピスネームは擦り切れて
僅かに残っている状況。

バックポケットには当て布。

ユニオンチケットもしっかり読み取れます。

バキバキとはいきませんが
ハチノスも綺麗です。

縦落ち。ずっと見ていられます。

この濃淡の差。
ウエストバンドにも、インディゴの魔力が宿ります。





ヴィンテージデニムは、
太陽の元でその数十年分の輝きを放ちます。
穿くと格好良いとは良く言いますが、
価値云々よりもファッションアイテムとして
惚れ込んでしまう一本です。
王道なら Levi's だと思いますが、
玉数が少なく、探せないのがLeeです。
センタータグでこの凄まじい色落ち。
この年代のインディゴの濃さも味わえます。
至極のVintage Lee
是非店頭で、肌で感じてください。
AEUGO

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